はじゃじゃむい

「肌寒い」

ラブライブ!サンシャイン!!オリジナルマンホールについて

ヌマヅノタカラプロジェクト | First Flight

2018/1/15募集開始30時間で目標金額の2217万円を達成し、

ラブライブというコンテンツの強さを世に知らしめたクラウドファンディング企画。

企画はソニー企業で、アニメ聖地巡礼アプリの「舞台めぐり」を発信している会社である。

もちろんソニーとは誰でも知ってるあのソニーの関連会社である。

今回、期日が来たので内訳をチェックしてみた。

終了は2/13の17時までであり、33844000円が集まった。

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およそ1/4もの人が5万円突っ込んでる。すごい。

それほど、プロの職人の着色作業したミニマンホール(サイズ : 直径約13cm、厚み約3cm
重さ  : 約500g)が欲しいという事らしい。

実質それとメモリアルメタルチャームで2万円UPである。

メタルチャーム

サイズ : 約W70mm×H30mm(本体)
重さ  : 約500g
材質  : 真鍮

は高くても4000円ぐらいだろうし、

着色原価的には慣れた職人さんであれば5000円ぐらいの工数だが、会社としては2万円欲しいという事なんだろう。

ああでも、他のに比べてお得感は1番あるか。なるほど。商売上手だわ。

1→3万円のUPは、

>マンホールキーホルダー(全9種のうち、お好きな1種)
>プロジェクトサイトに御名前を掲載

この2点が増えるだけで2万円UPである。マンホールキーホルダーも3000円ぐらいだろうから(長島鋳物製という表記がないものは中国に発注だろう)、残り17000円が自分の名前を残す寄付枠みたいなものである。

ミニマンホールに関しては長島鋳物で金型を起こすので結構高いのではないかと思う。

1169個生産で9種類。1個6000~1万円ぐらいするのではないだろうか?

そうなると実際はここの部分でトントンか赤字の計算なのか、

もしくはマンホール本体のほうがもっと安くできるのか分からないが、

何らかの調整はしてそうだ。というか、簡単にマンホール制作コストを探られないための工夫でしょうね。

ミニマンホールは大きさと重量の関係を見ると、裏側は肉抜き仕様ですね。

ただ、一生の思い出になる大型のメダルのようなものと考えれば、アリなのか・・・

ファンの間でも、遠方のライブ会場にラッピングタクシー貸し切って駆けつけるとか、

数十万円するフラワースタンドや衣装をキャストに送ったり、沼津夏祭りの協賛花火(去年2017年は33万円の特大スターマインを出したグループが最高額)とか駿豆線のラッピング電車を何時間か貸し切りとか色んな企画も他にやってるみたいです。

 

 

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 ざっくり計算して、オリジナルマンホールを作るのに200万円と推測すると、

余った費用は9674000円となった。これをどう使うのか注目したい。

Aqoursロゴの石碑みたいのとか作れそうな気がするけど。

沼津夏祭りでのライブシーン再現で大型スクリーン持ち込むとかもできたらすごいですね。

 

マンホールの金型だけど、1shot限定の安価なものと、

量産向けの耐久性の高いもの、その中間のものぐらいはあると思う。

今回は設置は1枚ずつだが、予備とかで3~10枚ぐらいは作るのではないかと思われる。

或いは、最初から型は起こさずプレーンなベースマンホールから削り出しで作るつもりかもしれない。

でもそれだと、何か違う気がする・・・長島鋳物製と銘打って意匠面が削り出しということは無いだろう。

ミニマンホールのほうは量産仕様の型だろうけど、

なにせ小さいから安いだろう。安いと言っても10万円以下の金型なんかそうそうないだろうけど。

また、マンホールの盗難防止仕様によって色々グレードがあるみたいで、

溶接してヒンジを付けてしまうものとか色々あるらしい。

設置場所は主に歩道で防犯カメラの射程内とかが主になると思う。

基本直径60cmのスタンダードなマンホールは40kgはあるようなので、盗むのは難しいらしい。

40kgのものを持ち上げるという概念じゃなくて、長いバールの鉤爪のようなものが付いた専用工具で2人同時に回して引き上げるというのが基本作業みたいなので、

砂などが噛んでいたり錆で固着していればとんでもない力が必要になってくる。

池の水全部抜く!でもマンホールのフタを開けるのに4人掛かりで数時間開かないというのを見掛けました。

 

盗まれやすいことがわかっているのであれば、前述の防犯仕様とか、

マンホールそのものをクソ重たい仕様にするとか、そもそもマンホールとしての用途のない所にマンホールのフタを固定設置して囲いを作ってしまうとか、色々出来ることはあると思う。

大洗町にあるガルパンマンホールのほうは、1つしかないが、なんか頻繁に移動してるみたいなので、

防犯対策もチェーンロックぐらいしか掛けてないと思われる。

 

既存のオリジナルマンホールで、既存型の中央部分を切削して丸い樹脂パネルがはめ込める仕様のオリジナルマンホールは安いしパネル部分の寿命も短い。

なにせ、金型を起こす必要が無いので、相場8万円程度と言われるのマンホールに切削コストとパネル費用が乗るだけだ。

静岡ローカル番組のピエール瀧のしょんないTVでもオリジナルマンホールをそれで作っていた。藤枝市のコラボですね。

お金はどうしたんですかね・・・藤枝市が被ったんだとは思いますが。

費用の問題も、クラウドファンディングだと払拭できるどころか利益まであがってしまいます。

単に、観光客を呼びたいから市税を投入してあれこれ作った、

でも対費用効果が無くて市民から怒りの声が・・・なんてことは、よくあることだと思います。

今回の企画は、作品の人気さえあれば成立する企画なので、今後増えていくでしょう。

その初回の企画に沼津市が選ばれたことはありがたい事だと思います。

そうなるとこの分野としてはレジェンド枠になるわけで、他の市街が参考にしたりメディアが取材に来たりするでしょうしね。

 

マンホールのフタは寿命は歩道のが寿命が最大で30年、車道のは15年とか決められてるらしいですが、

マンホールマニアで紹介されている100年ぐらい経過している管理されてないものとかあるみたいです。

そりゃ、あんなもん荷重掛けなきゃ屋外放置でも使ってる鉄が良けりゃかなり持つでしょうからね・・・。

それよか自転車バイク乗りとしては、車道のはなでスリップレスの加工をマジメに付けてくれないのか疑問でしょうがないです。

設置当初は滑り止めのザラザラが付いてたけど、上を車のタイヤで踏まれ続けると

すぐツルツルになっちゃうって事なんでしょうかね?

それにしても、もっとやりようがあるんじゃないか?と思ってます。